ASKAの東京オリンピック2020テーマ曲

 28日月曜の『ミヤネ屋』で井上公造が本人から送られてきたと言って音源を流してしまった。やつに渡す以上、機会があったら流してくれ、というのが、もともと含意されていた、というところだろうが。

 長調単純和音のアウフタクトで4度入り、ファミレー、ファミレファー、コード違いでリフレイン、次にサビで短調に上へ飛んで、またファミレで原調へオチ。ミニマムで、よくできているじゃないか。コードの変えたところ、サビの締め付けるような短調への飛びも、ASKAらしい。べつに正規に依頼を受けて作ったわけでなし、まして再逮捕となると、絶対に本番のオリンピックで使われることはないだろう。

 だが、これは、絶対に、はやる。一発で覚えられるし、耳で音符まで見える。本人が逮捕されて、彼に代わってだれもその著作権を主張したりしないだろうから、これからyoutubeでやりたい放題。もとがモティーフとしての骨格構造がしっかりしているので、シンフォニックでも、マーチでも、アンセムでも、スカでも、なんにでもなる。歌詞がついていないから、かってに歌詞がつけられる。

 リズムに乗せないとメロディができない桑田や宇多田では作れないスタイル。メロディメーカーの小室哲哉も嫉妬しそうだ。もうASKAはとうぶん出てこられないだろうから、実質的には彼の最後の曲になるだろう。しかし、これがはやってしまうと、これを越えるものを作る方が難しい。千住か、葉加瀬か、服部あたりがやるのだろうが、たいへんだ。