読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ラジオ体操という秘密結社

 夏休み、と言えば、ラジオ体操。きっちり6時半。近所の公園でやっている。うちの子たちも、バタバタと毎日。老人会と子供会、ということだが、まあ、出てくるのは決まった面々。それでも、生活習慣となると、その前に目が覚める。

 最近の体育の先生に言わせれば、ああいう、むりやり弾みをつけてストレッチするなんて論外、ということなのだが、1928年からやっているそうだ。もっとも現在のものは、第一も、第二にも、3代目で、戦後にできた曲。作曲は、服部正団伊玖磨。慣れと言うのもあるのだろうが、よくできているなぁ、と思う。

 これらと並んでインパクトがあるのが、ラジオ体操の歌。「あたーらしい朝がきたっ、きぼーぉの朝だっ」というやつ。作曲は、これもなんと藤山一郎。歌詞は藤浦洸。淡谷のリ子、笠置シヅ子美空ひばりなんかで有名。昔は、みんな本気で、国民のためになにか、と思っていたんだろうねぇ。よくフォントのサンプルでも、この冒頭の一節が使われているが、この歌詞は、ラジオ体操を知らないと、知らないんじゃないだろうか。

 ラジオ体操に参加すると、子供たちは、自治会からちょっとしたお菓子がもらえたりする日もある。そうでなくても、田舎から日持ちのしない果物をいっぱい送ってきてくれた、とか、で、分けてくれたり。いまさら隣組だなんだというのははやらないのだろうが、いつ災害などで助け合わなければならなくなるかもわからない。強制ではないにしても、朝、仕事の前に、御近所の人が顔を出す機会というのは、とても大切なのだろうと思う。