干し肉作り

 知り合いの先生が燻製に凝っている。何度も戴いているが、これがうまい。いろいろ試行錯誤しながらだそうだが、とにかくうまい。下ごしらえから、かなり手がかかっている。ひそみに倣い、うちも庭先で、と思って、チップまでは買ってきたが、とうてい及ぶところではあるまい。

 というわけで、干し肉にした。家内がこれまたかなり手間をかけて下ごしらえをしてくれた。その熟成肉を天日干し。虫などがつかないように、百均で買った干し網に入れて軒先に吊す。しかし、貧乏性の人間にとって悔しいのは、肉がどんどん縮んでいくではないか。まあ、ステーキ肉でも焼けば縮むが、それと同じくらい、どんどん縮んでいく。脂ははじけ、肉は締まり、おお、かの南チロルのスペックと同じ、濃く深い赤紅色に。なーんと、うまそうな。だが、まだ喰わん。話だと、燻製と違って、一年くらいは軽く干して当たり前だそうだ。なんということだ。梅酒並み。だったら、もっと最初からいっぱい作るべきだった。しかし、うまくできるかどうかわからないのに、それはハイリスクすぎる。半年くらいで、すこし切って味見した具合で、作り足すことにしよう。