コストコと千と千尋

 近頃、主婦雑誌や主婦番組でコストコを採り上げるけれど、あそこって、おしゃれか? そりゃ、あそこじゃないと売っていないものもある。たとえば、日本の濃縮還元などという屁理屈ではない原液100%のジュースとか。だけど、カミサリなんかと比べると、牛肉とか、あまりにバカ高い。そもそも、あんな程度の質なら、ちゃんとした肉屋の肉の方がモノがいい。野菜に至っては、いつもシワシワで、カビているのさえある。

 なにより、なにがイヤって、バカみたいにピザだのスナックだのビールだの山盛りに買った上に、あそこでゴミ同然のクズ肉クズパンのホットドッグを喰らい着いている連中。なんで、そんなにケチャップかけるわけ? それって、千と千尋に出てくる「おでいおでい」(「おいでおいで」の間違いらしい)の店みたいじゃないか。安いよ、安いよ、って、どんどん喰わせて、ブタを作るところ。

 太平洋の島々の住民じゃないが、日本人も、どちらかというと飢餓遺伝子があって、体質的にそんなハイカロリーに耐えられるようにはできていないんじゃないだろうか。そんな体型のうえに、そんなに買い込んで、それ、ぜんぶ食べちゃうの、と驚かざるをえない。ちゃちゃっと単価計算をし直してみると、かならずしも安くないし。冷静に、ほんとうに必要な、実際に価値のあるものだけ選ぶんじゃないと、むしろ貧乏くさいだけだと思うけどなぁ。