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『淡青』のリニューアル

 新しい『淡青』が送られてきた。いままでオバカのオレ好きみたいな写真だらけだったので、ゴミ箱に直行だったが、表紙からして銅版画のような落ち着いたデザイン。おや、っと、みれば、大阪大学をなめきった「懐徳」という名前も無くなり、読んでみようかな、と思わせる記事が並んでいる。いいじゃないか。

 中のレイアウトでは、枠一杯に文字を詰め込んだ奇をてらったものだけがいやらしいが、その他のページはすっきりした。もともと蓮見が悪い。あいつはセンスが無かった。そういう悪習悪弊を絶ち切って、すっきりした。まあ、金持ケンカせず、天才ヒトと競わず、という感じで、自分たちの専門を楽しんでいるところを前面に押し出し、媚びを売るところが無い。

 とはいえ、同窓会なんてったって、地方だの、海外だの、関西だのにいると、すっかり縁遠い。そうでなくても、そういう話は、もう年下の連中が中心のようだ。個別には、それぞれの動向も知っているし、たまにメールなどもしないではないが、たぶん、他のクラス、他の学科のやつとなると、当時は親しくしていたものの、すっかり変わって誰が誰だかわかるまい。そのうえ、東大の場合、これくらいの年齢になると、人生の成否の格差が雲泥で、なかなか難しい。いっそ七十代にもなれば、みんな世俗を離れ、ただの老人になれるのだろうが。