シュタインハウゼンの時計

 以前、エルジン、というブランドについて触れたことがあるが、シュタインハウゼン、という時計も興味深い。ニッセンなんかの通販によく出ているやつだ。ニッセンだと2万円弱、他の店だと5万円台、メーカーオンラインショップだと8万円を超える。宣伝文句だと、ウルリッヒ・ヴァン・ホイゼン(?)の1923年のスイスでの創業から同じモデルを作り続けているかのような言いぐさだ。そして、1961年、孫娘によって、日本や韓国、チェコなどで製造されるようになった、と言っている。

 が、どうにも、ねぇ。20世紀には、なんの痕跡も無い。2000年代になって、通販に湧いて出た。ホイゼンなる人物も、まったく不明。そもそも、この名、ドイツ人なんだか、オランダ人なんだか。まして、シュタインハウゼンなる時計メーカーは。。。もちろん、スイスの時計メーカーで、OEMだけやっているところはある。だが、それにしたって、この時計の設計自体が、すべてを語っている。誰がどう見たって、1923年っぽくない。

 ウワサでは、ディクスモント広州という中国の時計メーカーによるものらしい。まあ、日本でも、光岡自動車みたいなインチキクラシックカーが人気なのだから、クラシック風として悪くはないのだが、やはり社歴で嘘はいけないと思う。