EOS Movie から BlackmagicCC へ

 数週間前に書いた記事がまだ賑わっている。だが、絵に描いたようなおっさんたちが、今の現場(日本のではない!)を知らなすぎて、これまた驚く。とにかくハリウッドも、もうカネが無いんだよ。昔みたいにチータラ撮ってられるほど予算が無い。

 決定的なのは、人数。何が削られたか、というと、ガッファー。つまり、照明関連。ごっそり居なくなった。発電機や配線関連は予算も喰うし、セットアップに必要な人手と時間がものすごかった。だが、昔のフィルムの感度では、それも仕方なかった。これを一気に解決してしまったのが、高感度デジカメ。演出のための照明はともかく、それ以外は、基本的にありものの光だけで撮る。しかし、こんなこと、そこらの民生用ムービーカメラでは、ムリ。そもそも、レンズもダメダメ。ところが、学生や若手の、いわゆるクレジットカードディレクターたちは、一眼レフのEOSのオマケの動画機能で映画を撮っちまう手法を編み出した。これがこの数年、爆発的に流行っている。

 とはいえ、EOSはもともとスチール用だから、部分の色や光がだらっと画面全体に影響する。これに対し、昨年の夏に出来たBlackmagic Cinema Cameraは、常に再計算のフルレンジ。人間の眼と同じ。それも30万円以下。動画用のシネマEOSの半値を割り込む。