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無限キャベツ作戦

 先月、家内にロールキャベツを作ってもらった。とても、うまかった。が、その際、当然ながら、芯の部分は使わない。いや、千切りでもそうだろう。生ゴミとして捨てられようとしている芯を、じっと眺めているうちに思った。これ、ひょっとして生えるんじゃないか?

 というわけで、小さな植木鉢に野菜用の土を入れ、キャベツの芯だけ植えた。陽に当て、水をやった。そしたら、あらま、iPS細胞だかなんだか知らないが、ちゃんと誘導されて根や葉が出てきた。もうキャベツだ。球根より簡単だ。このままでかくなって、そのうち葉の成長が芯の成長を追い越すと、内側に巻き始めて、最初のキャベツになる。そうしたら、また、ロールキャベツを作ってもらう。そして、その芯を植える。おお、なんと無限にロールキャベツが食べられるじゃないか。

 まさに永劫回帰!(?)。転がるキャベツは生え続け、千代に八千代に栄え、キャベツの蒸すまで。それを私は食べる。が! 私より前に、こんな季節に青虫くんがやって来ていやがる。許せん。私の壮大な人類食料救済計画をじゃまするとは。というわけで、そいつは取り除いたが、こんどは空から鳥たちが、虫を食べずに、直接にキャベツを狙っているようだ。なかなか作戦は簡単ではないな。