アマゾン無宿・世紀の大魔王!

 これ、探している。閉館間際の2004年くらいに中野武蔵野ホールでかけた、というのはわかっているが、その後、このフィルムはどこへ行ったのか。くっだらねぇ、と思っていたが、調べもので、どうしても見たい。

 なにしろ作ったのが、例のニュー東映だ。西部劇のパロディをやっていた日活を、さらにパロディにするから、もうわけがわからん。出てくるのが、アマゾンの源次(滝伸次のパロ)、スペードのジャック(エースのジョーのパロ)、ゴールドラッシュの熊吉。まあ、日活でも、ウスクダラの辰(高品格)、なんていう役名があったくらいだから、この程度では、いまさら驚かない。だが、これをやっていたのが、御大、片岡千恵蔵に、ガタさんこと、月形竜之介、おまけに、カムチャッカ進藤英太郎となると話は別だ。

 なんで、こんなバカ映画、本気で作っちゃったのかなぁ。馬にのって派出所にやってくる日活の宍戸錠の『早射ち野郎』でもびっくらしたが、こいつら、このかっこうで、羽田空港に降り立つんだぞ。さすが御大。そのうえ、病院のシーンになると、花沢徳衛フランス座の連中を引き連れ、御大が踊りまくる。見たい。だが、この病院のシーンが難物で、テレビでもかつて放送直前に中止になっちゃったし、もうムリなのかな。でも、これが、カルトスタジオ、ニュー東映の代表作であり、1961年の邦画界を象徴している作品であることはまちがいあるまい。