家電業界の失敗

あちこちの家電メーカーが、莫大な赤字を抱え込み、震撼するほどのリストラ策を打ち出している。家電が売れない? そんなことはない。今年なんか、コーナンで扇風機を2台も買った。その他、ちまちました家電は、けっこう寿命が来て、新品に買い換えている。ようするに、メーカーの経営層が戦略を誤っただけ。

たとえば、なんでテレビを売るのに、吉永小百合が世界の名建築までロケに出向いたCMなんかやってたのか。いったい誰にテレビを売る気だったのか。XX品質ったって、テレビの画面に映るのは、しょせん、おもしろくもないバカ芸人ばっかりだぜ。

家電なんて、もともと庶民のためのものだ。金持は遊びに行ってテレビなんか見ない。料理も外食でいい。大型冷蔵庫に喰い残しを溜め込むのは、貧乏人、と相場が決まっている。でも、狭い家で、家族で団欒。それで悪いか。そのささやかな楽しみを支えてきたのが、家電じゃないのか?

家電評論家みたいなのに騙され、声なき市場の声を聞くことを忘れた結果がこのザマだ。リストラされる従業員や工員の方は、いい迷惑。彼らも、クビになったら、いやクビになる前から、尊大なだけの元勤務先の家電なんか、絶対に買わないだろう。