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靴紐の先っちょ

今日は創立記念日。じゃなかった、創立者記念日。というわけで、うちのガッコウは、年に2日も休みがある。だが、雨だ、台風だ。こういう日は、心静かに鉛筆を削る。何色もある色えんぴつをきれいに揃えて削るのは、なんだかとても楽しい。

それから、靴を磨く。靴紐を緩め、羽根裏の舌革まで磨く。と、靴紐の先っちょが傷んでいる。この部分、「アグレット」と言う。フランス語の針が語源だそうだが、ところが、フランス語では、これを「フェレット」と言う。さらにところが、『三銃士』の第一巻で奪い合いになるダイヤの房飾りの原語がこのフェレット。小学生の頃、ダイヤの房飾りなるものがなんだかさっぱりわからず、何を奪い合っているのか、どうにもイメージがわかなかった思い出がある。まあ、ほかの人でもそうらしく、最近の映画ではただの首飾りに変えられてしまった。

で、後に勉強してわかってきたのは、フェレットは、アグレットと違って、固まっていなくてもいい、むしろ先端でばらけている、ということ。フランスのジュエリーとしてのフェレット(房飾り)に相当するのは、英語のフリンジで、しゃらしゃらと揺れて煌めくところがいいらしい。が、結局、ダイヤの房飾りがどんなものか、いまだによくわからない。まあ、雨だから、久しぶりに『三銃士』でも読み直してみようか。