初めての人のための飛行機の乗り方

1 高層ビルの屋上にある飛行機停を探せ。そこで待っていれば、通りかかった飛行機が停まる。

2 滑走路で手を上げる。縄ばしごが降りてくるので、それを登る。

3 ヒザをかかえてレントゲンを撮ってもらい、体重計に乗ると、ベルトコンベアに乗せられ、機内に運ばれる。

4 屋根はタダ。

5 いちばん前に乗りたかったら、早めにゲートに行って、機長を捕まえ、服を奪う。

6 離陸の時には、「蛍の光」が流れるので、窓から撒きテープを投げよう。

7 国際線を飛んでいる途中で客室乗務員がしつこくブラインドを閉めさせるのは、外の空の景色の映像を巻き戻すため。ほんとうは地べたを走っている。見てはいけない。

7 一番後ろの席には落語家がいて、1時間ごとに同じ話をぶつぶつち繰り返し機内放送している。じゃましてはいけない。

9 もっと後ろの席には、秘密情報員がいて、ときどきパラシュートで降りていく。ラッキーな日には、見られる。

10 機内には、デッドヘッド(死んだ頭)が乗っていることがある。客室乗務員と親しげなので、すぐにわかる。

11 客実乗務員がしつこくお茶のおかわりを勧めるのは、暗に、お心付け(チップ)を要求しているから。両手を握って、数千円も包んで渡せば、気味悪がって寄りつかなくなる。

12 降りるときには、毛布などを忘れないように。