六角大王が死んだ



アニメーションマスターから始めて、シェードだのなんだの、あれこれに手を出して、VRMLから六角大王へ。いろいろなソフトの中でも、六角大王は、簡便で使いやすかった。いや、実際にはまともに使えもしない、こけおどしのバグだらけの新機能ばかりを宣伝する3Dソフトが多い中、終作という開発会社は、ユーザーとともに歩く誠実な姿勢が感じられた。一重に社長の人柄なのだろう。

だが、とうとう終わりのようだ。まあ、コミックスタジオも持っているし、あれもいいソフトだから、2Dと3Dが連携することは歓迎だが、どこか、やはりなぁ、とさみしい。MMDやメタセコイヤのような高性能無料ソフトが出回れば、3Dというだけで20年前のものがそのままに、改良、改良で生き残れるほど、甘くはあるまい。とくに、沈む巨艦、一太郎ジャストシステムなんかと組んだところから、経営的には迷走していたように思う。

結局、いまだにマイクロソフトのOSでは、3Dは、標準搭載にならない。他のwebブラウザ関連でも同じ。これが、3Dの普及にとって、大きな足かせであり、経営的な誤算になった。追加アプリなしでネットで3Dが表示てきるようになっていたら、これほど多くの3Dソフト開発会社が倒れることもなかっただろうに。そして、残念ながら、この問題は、20年来、いまだにあまり状況が変わっていない。