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東映太秦映画村とヤクザ映画

京都撮影所と言えば、『水戸黄門』と任侠ヤクザ映画、のはず。ところが、ヤクザのヤの字も、太秦映画村には無い。入口三階に高倉健ほかのポスターがあるくらいか。その『水戸黄門』も今年の12月で終わる。ちかごろの団塊の年寄りと来たら、それこそ唐獅子牡丹以来の根っからのヤクザ心酔世代で、水戸黄門なんか見やしない。だから、高齢化しても視聴率は下がる一方。

つまり、ヤクザなんか、映画村で見せなくても、いまやそこら中、そんな年寄りばっかり。水戸黄門みたいのがいたら、それこそ直ちに土下座させられるような連中。経団連の老人とか、見てみろ。悪徳商人そのものじゃないか。役人どもも、この大変なときに愛人といちゃいちゃへろへろとか。おもしろいのは、昭和天皇が『水戸黄門』の大ファンだったこと。きっといまの陛下も、いっしょに御覧になっていたことだろう。お忍びで出かけて、悪い財界人とか、天下り官僚とか、ばったばったとやってくれれば、と願わずにいられない。

団塊のおばはんは、いまだに色ボケで、スカーフ巻いて、韓流の恋愛ドラマにはまっているらしい。一方、おっさんは、カネにまかせて、オープンのスポーツカーに乗っていたり。あんたら、『若大将』だの『巨人の星』だのの時代から成長せんなぁ。まんま、チンピラと、そのスケのかっこうじゃん。こっちは、すっかりそういう連中に食傷して枯れ果て、『水戸黄門』を見ていたりするのだが。テレビで見られなくなっても、黄門様には太秦映画村でがんばってほしいなぁ。