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ギリシアは明日の日本か

ギリシアはヨーロッパじゃない、とは言えないところが辛いよねぇ。ドイツやフランスは、ほんとうはゲルマン人、ノルマン人のくせに、おれたちの歴史文化の源流はギリシアだ、おれたちはその末裔だ、って、自認してきちゃったから。まるで、養子が都会でがんばっていたところに、田舎から本家筋が出てきて、親切心で一緒に住もうと言ったら、とんでもない借金まみれのグータラだった、みたいな話で、ドラマだなぁ。

フランスやドイツが買っていた米国債ですら、いまや危ないのに、もともと傾いたイタリアやスペインが、高金利のギリシア国債なんか買っていた。でも、アテネオリンピックの前から、ギリシアがやばいのは、みんな知っていたことじゃないの? なんにも売るもの、ないんだもの。だいいち、働かないし。

でも、日本だって似たようなもの。中国やインドネシア、タイ、ベトナム、みんな働き者だもんなぁ。昼間っから、おばちゃんたちがファミレスでだべっていたり、国内外の観光地が日本人の中高年だらけだったりするのを見ると、いまの国力で、こりゃどこかおかしい、と気づかない方がおかしい。そのうえ、東北の復興だの、原発の始末だの、どこにそんな国力があるのだろう。高度経済成長期に作った道路や建物が、そのうち次々と寿命切れになる。そのすべてを作り直せる国力がどこにあるだろう。