読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

帳簿ロンダリング

 いろいろ情報が出てきて、おおよそ様子がわかってきた。社長は、会長が私的に大金を使い込んだ、と疑っていたようだけれど、ほんとうは、使い込むほどカネはなかったからこそ、こういくことになったみたいだ。

 つまり、この会社、とっくの昔から、潰れるほどの赤字体質で、それをむちゃくちゃな粉飾決算で延命させてきた。しかし、この手法ももう限界、ということで、粉飾相当の大金を、わけのわからない会社の買収投資で使ったことにして、それで無くなった、ということにしようとしたらしい。つまり、最初から他社の買収投資をするカネも無かったし、実際にも支払っていない。でも、支払った先の会社を消滅させてしまえば、支払っていないということも闇の中。

 わりとチンケな帳簿ロンダリングの手法だ。とはいえ、こんなのが通るようでは、監査法人をつけていた意味が無い。株価も暴落しているようだし、賠償責任を取らされて、監査法人も一緒にオダブツか。まあ、本体は、もともと粉飾をやるくらいだから、どうしようもない状況なのだろう。ばらして、不良部門や不良経営者を切り捨てた方がうまくいきそう。それにしても、これだけでかい国際的企業で、よーインチキをやるもんだ。恥知らずのくせに、会長は態度がでかい。一方、社長の方は、おー、ロンドンまで裁判に出て来いや、言ってて、おもしろい人だ。そりゃ、こういう人なら、従業員でも、いっしょにやってみようか、と思うだろう。