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オリンパスの社長解任

 独断専横だから解任する、って、マイケル・ウッドフォードは4月に就任したときから、なんで自分が本社に呼ばれたのか、ほんとうに大丈夫なのか、って言ってたじゃん。日本的な社風を変えないと世界では生き残れない、だから、その一大改革から始める、って最初から言ってたじゃん。

 なにが独断専横、って、担当役員に相談せずに、現場を直接に指揮したからだって。彼に言わせれば、会社の販売管理費の異常な肥大こそが問題なんて、こういう、いてもいなくてもいい高給役員や上級管理職、それどころか、いるだけ悪い連中、これまで会社を傾けてきたくせに、こうやって会社をがたがたにするためだけに熱心に走り回る連中こそが、本社没落の元凶だ、という認識だったのだろうし、それは、今回の一件でまさに的を射ていたことを世間にも示してしまった。

 まあ、医療分野ではピカいちだが、それ以外は結局、医療分野にぶらさがっているだけというところからして、問題の「社風」も根深い。それにしても、ああいう彼をわざわざ自分で呼んできておいて、半年で取り巻きの奸臣たちに根負けしてハシゴをはずす会長というのも、ずいぶんなもんだ。まあ、その程度の会社に、その程度の会長、その程度の役員、というところか。