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刃物を持ってこい、死んでやるっ!って、あのなぁ。

毎日、毎日、近所のどこぞの家が、朝からひどくうるさい。年寄が吠えているのだ。トイレに連れて行くだけで、あんな風に悪態をつかれ続けたのでは、介護する側の心が持つまい。かといって、私に何ができるわけでもない。世間には出てこないが、あちこちで同じようなことが繰り返されているのか、と思うと、言葉にもならない。

まだぎゃーぎゃーうるさいだけの赤ん坊の方が簡単だ。こういう年寄は、それこそ「悪魔」で、なにを言ったら相手の心がもっとも傷つくか、よく知っていて、それをやる。まあ、そんなことくらいしか、朝からすることがないのだろう。困ったことに、近頃は、更年期だか、初老性だか知らないが、攻撃的鬱病にかかった団塊世代のおっさんたちも会社に溢れかえっていて、ねちねちと部下たちを言葉でいじめ抜いて、ほんとうに心の病にまで追い込む。昔なら、ブチ切れた若い者が、体力に任せ、本当に一瞬で喉元を刃物で掻き切って終わりだったのだろうが、今の時代、そうもいくまい。それをわかっているから、よけいに年寄が増長する。

高齢化社会は、たんに介護の必要な年寄の比率が増えるだけではない。とてつもなく暇な年寄がとてつもなく増え、とてつもなく実働年代に絡みまくる、ということだ。きれいごとで済まない現実を朝から突きつけられると、一日、気が重くなる。