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ようやく夏休み

 文科省が15回ルールをうるさく言うもんだから、今週まで講義で、ようやくやっと夏休みだ。とはいえ、半年ものの採点が残っている。どのみち、前期分のレポートも読まねばならぬし。これが、ものすごい量がある。まじめに課題に取り組んでいる学生のレポートには、こちらにとっても発見になるような内容があり、感心するが、出せばいいんだろ、というような、いかにもやっつけなのは、腹が立つ。そんなのは、低い点しかやらんよ。

 若い学生は、まだいい。通信制の年配の人のレポートとなると、課題なんかまったく無視して、自分の自慢や見栄を延々と書き連ねてくるのがいる。どうだ、私はすごいんだ、単位出せ、ごらっ、みたいなのは、そんなすごいなら、大学で勉強などせんでもええんとちゃうの、と思う。人のコンプレックスの御機嫌取りなんか期待されても、ヘアサロンじゃないんだし、困ったものだ。

 なんにしても、文書は、書いた人は、書いた内容に一生懸命だが、読む側からすれば、書いた人の中身が透けて見えてしまう。まあ、表現なのだから、当然と言えば当然。そして、人間の中身を磨くためにこそ、まずは勉強。夏休みは、ようやく落ち着いて気になっていた本を読み込むことができる。とはいえ、それにしても、もうすこし涼しいところにいきたい。カナダでも行っちゃおうかなぁ。