ラスティ&ダスティ

 なんて、言ったって、知らないか。ディズニー3Dアニメ『カーズ』に出てくる主人公マックィーンのスポンサー、サビ取りクリームのラッツェ社のオーナー兄弟。これ、実在の人物で、ほんとうは、トム&レイのマグリオッツィ兄弟。アニメでも、英語版の声を担当している。トムは1937年生まれ、レイは1949年生まれだから、けっこう年は離れている。

 この二人、全米の公共ラジオ系で流れている『カー・トーク』というおバカ番組で有名。1977年から三十年以上も続いている。毎週、電話をかけてくるパズラー(こんがらがりさん)のダメ車っぷりをネタに、くっだらないヨタを飛ばしまくる。とはいえ、この兄弟、MIT出のインテリ。兄貴にいたっては、博士号持ちで、以前は大学の教授だった。

 人気の基調には、家でも、車でも、そんなのは自分で直すもの、という米国独特の文化背景がある。トヨタのレクサスだの、プリウスだの、売れていても、不信感を保たれるのは、内部が複雑すぎてブラックボックス化してしまっていることに対する不満があるのだろう。自分も以前、初代ジムニーやスバル360に乗っていたことがあるが、ああいう機械式の車は、最近の車とはまったく別のおもしろさがある。