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それでも車を洗い靴を磨く

 今日は教授会で出校。これまで工藤さんが大学と短大の事務局長を兼任していたが、新原さんが教務部長から短大の事務長に、桝田さんが人事部次長から教務部長に昇格だとか。桝田さんは、京大出身、人格温厚、実務有能。さらに次の時代の大芸大へ向けて、大いに期待できる。教員側は、特段の異動はないらしい。

 それにしても、世間の大学混迷をよそに、大阪芸大は、驚くほど落ち着いている。世に美大や音大は数多いが、美術、音楽はもちろん、映像や演劇、文芸まで、オールラウンドの総合芸術大学は、日本で、いや世界でも、ここだけだからだろう。入学辞退者も、ほとんどいないのだとか。実際、いまの時代、狭い専門分野だけでは、芸術も、なにもできまい。そもそも、芸術は、たんなる技術ではなく、それゆえ、どの技術でもない芸術の根本を学ぶことこそ、芸術系大学の存在意義。特定分野だけの芸術系大学では、どうしても内容的に偏ってしまう。

 今日は、車を洗った。靴を磨いた。明日は雨だというが、だからこそ。日本だけでなく、ヨーロッパも、米国も、経済は崩壊寸前。これから、世の中はすさんでいく。傲慢と嫉妬、憤怒と怠惰が噴き出す。学知技能を私利私欲に振り回す。だからこそ、美を求め、人間性を高める大学の使命は、さらに重要となっていくだろう。