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未来のことは若い人に任せよう

 新たしい季節が始まった。なのに、復興だ、再生だ、と、また団塊世代のおっさんたちが息巻いているのを見て、おいおい、もういいかげんにしてくれよ、と思う。自分も含め、四十代半ば以上の人間は、だれもバブルに染まって、あれやこれやの人のしがらみがある。それは、いまの政治のぐちゃぐちゃを見えれば、説明するまでもあるまい。今回の災害や事故を悪化させたような、以前の既得権体制なんかだったら、もういらない。

 連中はまだ幼稚だ、青臭い、と言うかも知れないが、いま必要なのは、若い人々の新しい理想だと思う。被災地で、これが自分の子供だったら、家族だったら、と、自分も涙を流しながら、必死で行方不明の人々を探している自衛官や警察官、消防官の、人間として当たり前の感性だと思う。節電なんぞ、お上に言われることかよ、などと、捨てゼリフを吐く醜悪老獪な連中は、もういらない。

 それより上の世代は、失敗したのだ。取り返しがつかないほど。もっと潔く間違いを認め、引き下がり、次の世代に後を任せよう。そして、それを、持てる限りの力と知恵で支えてあげよう。彼らに任せて、それで失敗したとしても、引き渡したいまの時点での土壌があまりに悪いのだから、文句など言えた立場ではあるまい。なんにしても、もっと若い人々に、もっと任せてみよう。