風が気になる夜

 ここは風の通り道。海風と陸風が地表を吹き抜ける。だから、年中、強い風が吹いている。今夜は、とくに強い。ときおり雨戸がガタガタと鳴る。また、地震か、と、驚く。

 1986年のチェルノブイリのことを思い出すならば、なにより風が問題だった。炭素が燃えて熱風に乗って、数百キロ、さらには千キロ以上先まで放射性物質が流されていって、大騒ぎになった。だから、水蒸気でもなんでも、とにかく風向きが問題なはずだ。ところが、福島は、爆発しない、爆発しない、と言いながら、同心円を描いて、それも20キロ程度でいい、などと言っている。こりゃやっぱ本音は爆発含みだろ、と思わざるをえない。ウランはだいじょうぶだろうが、プルトニウムを混ぜちまっている以上、そりゃもう、しゃれにならない。放射性物質の空中飛散ではなく、原発そのものからドン!ということか。わかるやつだけ、とっとと逃げろよ、とでも、言いたいのか。

 一部、欠けている地方もあるが、風向きは、日本気象協会でも公開している。関東でも、もともと利根川は風が吹きだまるところだ。水道に影響が出てくるのは、当然と言えば当然。つぎにまた雨が降ってから、大騒ぎするのだろうか。