亀は甲羅に隠れ耳を塞ぐ

 今回の震災の第一報を私が聞いたのは、じつはKPCCだった。ロスのNPR系局。近海地表近くで緊急地震速報も機能せず、いきなり混乱に陥った日本の放送局より、整理された情報。あっちもしょっちゅう津波を食らうし、地震の危険性もよくわかっているから、太平洋の「事象(イヴェント)」は、日本が持っていない軍事衛星なども使って、常時監視体制にあるのかもしれない。

 翻って驚いたのは、日本の報道。チャンネルがいくつあっても、同じ話ばかり。自分たちではなにも取材していないからだ。学者も、悪い宗教のグルのように「安全です」の繰り返し。CNN、NBC、アルジャジーラなどは、NHKの受け売りだが、さすがロイターやAFP、APは、すぐに米国内、フランス、ドイツの専門家などに当たっていた。もっとも、東電がなかなか生情報を出さないから、これまた推測以上には話が進まない。それでも、いろいろな推測というのは、問題を多面的に考えるのに、おおいに役立つ。

 すでに米国は、リビアに第六艦隊を展開。同時に、福島原発に対しては、米国最大の太平洋統合軍を準備。せっかくだから、この機会に陛下の御英断を仰いで、もういっぺん全土再占領してもらうわけにはいかないだろか。もうこんな臆病な国に、手に負えるような事態ではないもの。