不思議な商品開発

 いったいマーケティングは、どこへ行ってしまったのだろう。どこもかしこも、おかしな新製品だらけだ。ユニクロがファッション性を追求するあたりからおかしくなった。人気だ、話題だ、と言うので買ったみたが、ファミリーマートの「俺のエクレア」は、油の塊。どこがうまいのか、こんなものを作るやつは、舌がおかしいとしか思えない。ネスカフェの「香味焙煎」は、豆の挽き粉がまんま入っているし、こんなの、飲み物じゃないだろ。挙げ句は、パナソニックの新Let's note のB10。ノートのくせに2キロもある。フルハイビジョンとか言っているが、ドライヴがいまだにDVD水準で、フルハイビジョンのブルーレイも、AVCHDも使えないんじゃ、フルハイビジョンの意味がなかろう。

 いや、個々の商品がどうこうというのではない。なんでこんなひどい企画が会議で通ってしまうのか、不思議で仕方ない。まあ、開発するやつもするやつなら、それで同じ程度に買うやつがいるのかもしれない。だが、注目すべきは、どこもむしろこれまで固定顧客がいるブランドだったということだ。ほかでもない、私もそうだった。だが、もうファミリマートのデザートも、ユニクロも、香味焙煎も、Let's note も、買わないだろう。向こうも、べつに私が買わなくたって、困りもしないだろうが。