ディズニー『クリスマスキャロル』のDVD

 一昨年、3DのCGとして映画公開された『クリスマスキャロル』がDVDで発売された。しかし、この作品、いろいろ背景が複雑だ。いちおうディズニーということになっているが、作ったのは、イメージムーバーズ。ゼメキスが1997年に起こして、04年の『ポーラーエクスプレス』を作ったところ。2007年にディズニーに買収された。ところが、今年春、ディズニーは、その閉鎖を決定。ようするに、この『クリスマスキャロル』が興行的に失敗だったことが大きい。

 この作品、米国の人気画家トーマス・キンケイドの雰囲気を取り込んだ、などと言っているが、もともとキンケイドは、映画のマットペインティング画家だ。ようするに、新しさがない。『クリスマスキャロル』は、すでになんどもミュージカル映画化されており、3Dというだけでは無理がある。どうせなら、『アリス』ではなく、こっちをティム・バートンにやらせればよかったのに。『ナイトメア』並みの斬新な『キャロル』なら、大人のファンもついただろう。

 ゼメキスは、このスタジオで次は『イエローサブマリン』のリメイクするつもりだったらしいが、ハシゴをはずされた形だ。それにしても、ディズニーは、買収しておいて、そのスタジオを潰す、ということを、ここのところ、何回も繰り返している。次はジブリかな。