オクトーバーフェスト200周年

 今日からミュンヘンのウィーズンでオクトーバーフェストだ。それも、200周年。つまり、あれは、1810年に始まった。あれは、もともとは王太子の結婚祝賀会の記念競馬。しかし、ナポレオン戦争後、ミュンヘン市による開催となって、大きく変質していく。この時期、バイエルンは、最初は親ナポレオンの盟主となり、ところが途中でオーストリアと組んで反ナポレオンに身を翻し、この立ち回りで、どさくさに紛れて王国に成り上がった。

 とはいえ、北にはプロシア、南ににはオーストリア。ビールを飲んでのバカ騒ぎは、マクシミリアン一世から、城作りに狂った曾孫のルートウィッヒ二世へと転がり込んでいく。この間、バイエルンは、実質的な鎖国状態で、その最終的な滅亡へ向けて、酩酊していただけ。

 オクトーバーフェスト、と言うと、日本では、ビールを飲んで、ソーセージを食べて、陽気に騒ぐイメージだが、現実には、昼間からかなり荒れる。夜はさらにひどい。背景には、ドイツの中でのバイエルンという事実上の独立国の立場があり、その得意な経済状況がある。とくに東ドイツと合併してから、ドイツの中の南北問題、南部の中の東西問題も浮上してきた。このため、この祭りも、あまり気軽に外国人が近寄れる雰囲気でもなくなってきている。