芸能人が農協でアクセサリー売り

 近所の農協スーパーに、芸能人来る!って、数週間前に、新聞にチラシが入っていた。で、今日から来てるらしい。その一色刷りの黄色いチープなチラシとちびた鉛筆を持って、そこにサインしてもらいに行こか、って、家中で盛り上がっている。イルカに乗ったころからファンなんですっ、って、それ、別の人だって。

 おばちゃん服の店で「ジュエリー」を売るらしい。ブレスレットが1万数千円だと。でも、それ、ジュエリーじゃなくて、ただのアクセサリーでしょ。ありものパーツの組み合わせだから、手芸ペンチ1つで1時間で自作できる。でも、直筆の書道色紙もつけてくれるって。ホームページを見ると、ツィッターなみにブログを一日に数回以上も更新している。よー、こんな田舎のドサ回り仕事で、ここまで見栄を張れるか、というぐらい、現実を避けている。

 まあ、舞台とかの仕事はあるらしいけれど、そんなにしょっちゅうではないだろうし、事務所のメンツを喰わしていくためには、空いた日にできる仕事を入れないとなるまい。その意味でアクセサリーの製造販売というのは、素材原価は安いし、少しずつ作っていけるし、売れ残っても腐るわけでなし、かつての知名度は生かせるし、売れない芸能人の副業として最適なんだろう。でも、見栄で生きていくのは、辛そうで痛々しいよ。