通信制大学のメリットとデメリット

 あいかわらず通信教育部も担当している。どういうわけか、あちこちの大学で長い。まあ、ふつうの先生はやりたがらないだろう。正直、ものすごい時間がかかって、まったく割に合わない。手を抜けば楽なのだろうが、せっかく苦労して書いてきたレポートだと思うと、こっちも読むのに熱が入る。まして、通信教育部となると、スクーリングで会っただけで、あとはレポートだけが頼みだ。ここで全日制と同じだけのことを伝えようと思うと、規定の紙片には書ききれず、別にA4の紙を添えて、講評と指導を書くことになる。

 これだけあちこちの大学でやっていると、いろいろなレポートにも出会う。なかには、まさにレポートとして、こちらが勉強になるような質の高いものもある。そうでなくても、確認を含め、あれこれ調べ直す。こんなことをしていると、1通の採点に数時間。その一方、がっかりするのもある。どこかの引き写し。それどころか、問題もよく読んでいない中高年の主張。さらには、採点や指導に逆ギレして、文句を言ってくる人も、たまにいる。なんとかわかってもらおうと、こちらも言葉を尽くし、返事を書いているのに。

 自分のペースで勉強を進められるのは、すばらしいことだと思う。だが、友人がいない。それで慢心したり、採点にくってかかったりするようでは、勉強の根本が抜け落ちてしまう。