学園祭と酒類と広報と検便

 大学ではもう秋の学園祭の企画募集が出ている。まあ、夏の間に準備するのだろうし、こういう大学だと、学園祭こそ、ここ一番、というサークルも多かろう。

 説明パンフレットによると、徹底しているのが、酒類の禁止。まぎらわしいノンアルコール飲料もダメ。大学が禁止したのではなく、十年来、学生たち自身が守ってきている伝統だ。実際、学生の半分は、20歳未満なのだし、高校生なども多く来る。いくらアルコールが入っていなくたって、ビールなどと見間違われるようでは、イメージが悪くなる。そう、ここはイメージ作りを学ぶ大学なのだから、イメージが大切に決まっている。だいいち酔っぱらわなければ楽しめないようでは、芸がすたる。シラフでも見るに耐えるもの、聞くに耐えるもでなければ、ひとに見せる意味がない。

 そのほかに厳しいのが、企画の広報。個別団体が勝手にやるのは禁止。これもよくわかる。あくまで大学としての一つの祭りなんで、特定の団体がマスコミを使って観客を大量動員して祭りを乗っ取っちゃうと、他の連中がしらけてしまう。そのうえ、食品を扱う団体は、総員検便が絶対条件。秋でも暖かい日があるからね。過去にいろいろあった経験の継承なのだろうが、実行委員会もよく考えているなぁと思う。彼らなら任せられるな。