親の借金とおこづかいの約束

 消費税うんぬんでもめている。理論的には、累進所得税の方が低所得者に優しく、再分配効果が高い。そんなことはわかっている。だが、この国は所得税の補足率があまりに低い。領収書のないカネが多すぎる。それでやむなく消費税でということになる。

 政治家もゆとってる連中だらけで、まだ公約がどうこう言っている。親が莫大な借金を抱えているのに、おこづかいの約束を守れ、なんて言っている場合ではあるまい。ギリシアの破綻はかろうじてドイツが支えて回避したが、スペインや他の中東もやばい。まして中南米なんか、いつ飛んでも不思議ではない。そして、日本もそういう状況にあり、米国ももはやそれを支える余力はない。ばらまきどころか、早急に財政バランスをとらないと、単独通貨なんだから、いつ世界に見捨てられ、デフォルトになるかわかったものではない。

 そんな中、こうすれば経済は再建できる、なんていう、自称新政権ブレインのバカが何人も出てきた。環境や福祉で、なんて言ったって、これらの分野は、建設や教育ほどにも投資レバレッジがない。だからいままで放置されてきたのだ。再建どころか、ずぶずぶにカネを注ぎ込んでも、埋まるような穴ではないし、いまその穴に関わっている余裕など、この国にはないはずだ。