パフォーマンスアートの現在

 とにかくちかごろバカばっか。それと評論家がグルになってマッチポンプをやっている。困ったことに、これがけっこうカネになる。頭の悪い地方美術館の学芸員たちが貴重な文化予算をこのマッチポンプショーに注ぎ込んでしまうからだ。

 ドブスやった学生たちを煽った評論家崩れがつるんでいたのがChimPom。広島の空でピカッって飛行機雲で書いて怒られたアホども。彼らが親分と慕う会田誠はキレがあるが、こいつらはどうしようもない。センスが悪い。友人にタイヤを括り付け、笑って海に蹴り落とした連中と大差ない。

 では、パフォーマンスアートそのものがダメなのかと言うと、そうではない。NYのImprovEverywhereがやった2008年1月30日のセントラルステーション・フリージングの5分間とか、最新のツーリストレーンとか、モダンアートとして驚異的にスマートだ。都会の雑踏喧噪多忙の異様さ、線一本で人間を分別する狂気を痛烈におちょくってみせる。思わず拍手したくなる。我々の間違った日常に気づかせてくれる真実がそこにあるからだ。

 もちろん、アートは心地よいものだけではない。だが、その痛みは、真実に基づくものでなければならない。