メールアドレスのRFCルール

 大量の学生たちとメールのやりとりをすることになってわかったのだが、ドコモとAUだと、ピリオドが2つ続くとか、最初や最後にあるとかいうような、無効なメールアドレスを自分で設定できてしまうのだ。この場合、送り先がはっきりしているから携帯からは発信できるのだが、受信側からは携帯に返信できない。今日、携帯のメールアドレスで就職のエントリー登録などをすることが多くなってきている以上、これは大きな問題だ。

 もちろん利用者に責任を負わせるのは酷だ。そういう変なメールアドレスを設定できないようにしておくのが、キャリアの当然の義務だろう。どうしてこんな初歩的な設定ミスが起こったかというと、どうもキャリア会社のエンジニアたちがだれ一人としてRFCルールを知らなかったらしい。つねに独自規格を最善と考える独善的な理系連中ではありがちなことだ。

 いや、同じようなことは、そこら中にある。たとえば、以前の所属していた大学は、海外出張するのに、書類に先方の責任者の印鑑をもらってこい、と言い出した。印鑑なんか、持ってないだろ。サインに決まっている。組織の内部にいると、内部が全世界と勘違いするものだ。だが、世界は広い。国際的プロトコルを知らなければ、外とつながることはできない。