基地問題より口蹄疫問題

赤松がしくじった。この問題は、政治的にも、経済的にも、さらに大きくなりそうだ。日本やアジアの一大転機になってしまうかもしれない。

このウィルスは、あまりに感染力が強い。患畜やその疑いのあるものをかたっぱしから処分しても、ウィルスの「寿命」が長く、直接には感染しない人や車が運んでしまう。そうでなくても、風に乗って数十キロ先でも感染する。これから初夏にかけて、九州の畜産は全滅だろう。お盆になれば、長野や東北、北海道にも入り込む。新型インフルエンザと違って、人には感染しないからだいじょうぶだ、などと、だれもが甘く考えているが、牛肉や豚肉はもちろん、乳製品、それらを含む食品のすべてが店頭からなくなれば、市場もパニックになる。

江藤は、休戦だ、と言う。実際、古い自民党の方がOBを含め農村部の情報に通じている。もはや政党など関係ない。有期の参議院選ですら、先送りにせざるをえなくなるかもしれない。効果は定かではないにせよ、ワクチンその他、すべての手を動員しなければなるまい。そうでなければ、猿の乳を飲み、猿の肉を食う、あの『猿の惑星』の預言が現実となってしまうだろう。