少子化と幼児化

ビジネスマンの蘊蓄なんて、ウソの孫引きだらけだ。20:60:20の法則、別名、働きアリの法則などというのが、まことしやかにあちこちの本やブログに出ている。組織は、人数を変え、メンバーを換えても、働き者とどっちつかずと怠け者がつねにこの比率になる、つまり、怠け者も条件次第で働くようになる、という話。しかし、昆虫行動学者の北大助手(当時)長谷川英祐が2003年に追実験したところ、たしかに20%が怠け者のアリだが、条件を変えても、働き者のアリの負担が増えるだけで、怠け者のアリは絶対に働かないままだった、とのこと。

アリはともかく人間社会では、20:60:20の法則は成り立っているように思われる。統計上の子供は減ったとはいえ、幼稚な大人は増えたようだ。人間は、子供の前でこそ大人の分別を強いられる。だから、子供に接していない大人の中には、大人になる機会を逸してしまった者が少なくない。

そのうえ、年だけくった幼稚な大人は、子供以上に始末が悪い。社会的な地位にありながら、あれがほしい、これはイヤだ、と、子供じみたワガママを振り回す。こうなると、組織は全滅だ。