洋ドラの魅力

昔、テレビは、洋ドラに満ちていた。アメリカ製だけではない。『プリズナーNo6』とか、わけがわからないが、その謎解きを含め、最高だった。だが、いつの間にか、映画とともに、プライムから一層されてしまった。にもかかわらず、日本製ドラマはひどいことになっている。無限連続のシットコムでもあるまいに、設定だけが派手で、12回でオチない。だらだらやっているから、第3回あたりで愛想が尽きる。

あきらかに脚本家の技量が低い。致命的に人生経験が無い。連中の源泉は、マンガと映画と小説、そして数年前のドラマ。だから、都合のいい偶然と、つい最近、どこかで見たことがあるような展開ばかり。複雑怪奇な現実に生きている我々は、そんなヒッキーの同人誌のようなものにつきあっている暇はない。

一方、韓流を含め、洋ドラはいまでもすごい。『SATC』だの、『バーン・ノーティス』だの、聞いたことも、見たこともないようなネタが山盛りになっている。それを惜しげもなくストーリーでうまく消化している。テレビの地上波が能なし有名脚本家どもを追放しないなら、客がケーブルに逃げるのは当然だ。