情報土建業者

やたら予算をかけて土木建設工事ばかりやりたがるのを箱物行政と言う。まあ、カネが動けばいい、ということなのだろう。ちかごろ予算削減で大変だ、というが、それは古い世代の土建業者のことで、いまや彼らのやり方は、そっくりそのまま情報産業に移植されている。

彼らはやたら設備投資したがる。その殺し文句は、セキュリティだ。建て直ししないでいて、大震災のときに責任が取れますか、というのと、まるで同じ。光ケーブルに始まって、ハイビジョン、そして、土建の象徴たる巨大電波塔。しかし、これは、どう考えてもセキュリティとは関係があるまい。

だいいち、電波塔の時代でもあるまい。アナログと違って、デジタルでは、いくら塔を高くしても、電波障害に対してまったく無効であることぐらい、専門家ならみな知っている。また、中身が無ければ意味がない、コンテンツ重視の時代だ、というのは、設備に溢れる世代は体感している。連中は、あいかわらず行政とつるんで悪さをしているが、本気で世間の人々を騙せているとでも思っているのだろうか。