ブログの役割

友人や知人、同僚や学生、読者やファン、そして、羨望と嫉妬に凝り固まったストーカーなど、私の近況が気になる方々に、日々の雑感を交えてブログにつづっておくことは、悪いことではあるまい。

両親が成城・玉川の出身で、戦前から鈴木三重吉の生活綴方運動の影響をどっぷり受けていたから、私も文章を書くのは子供のときから徹底的に訓練されてきている。私にとって、人の話を聞き、自分のことを語るのは、息をするのと同じことだ。

しかし、昨今の日本では、みなで寄り合い、井戸端会議をしているヒマもない。この不景気に、街中まで酒を飲みに行っている場合でもあるまい。親しい人々の近況も気になるが、わざわざ電話をかけて、じゃまをするのもはばかられる。たまにネットのどこかで、学生時代の友人たちの名を見つけ、なつかしく思い出す。また、思いがけず、そういう友人たちからメールをもらうと、とてもうれしいものだ。