経営学検定の献本1

 世に書評家などという商売があるが、話を聞くと、連中の主な収入源は、じつは原稿料ではなく、出版社からタダで送られてくる献本を古本屋に売りさばくことによるアブク銭だとか。ミステリ関連などだと、毎月、段ボール数箱にもなり、完全未開封の未読のまま、そのまま新古本としてネットで売られる。しかし、本を読まない書評家なんてねぇ。

 さて、大学も、この季節、教科書関連の出版社の営業がいろいろある。かってに出版目録を送りつけてくるところは、山のよう。こんなもの、古本屋だって引き取らない。まさに紙のムダ。営業担当が直接に研究室を訪れることもしばしば。なんにしたって、うちなんか、何百冊も売れるわけでなし、そういうマスプロ的な大学教育の時代は終わったのに、教科書出版社の方が、いまだに昔の夢を見続け、時代に対応できないままでいる。

 そんななか、今日、どかっと包みが来ていた。開けてみれば、経営学検定の教科書の新版5巻セット。目録ではなく、現物だ。こういうまともな献本なら、私は中もきちんと読む。まだざっと見ただけだが、かなりよくできている。以前の版は、耄碌した文章だの、偏向した主張だので、とてつもなくひどかったのだが、そういう角がとれて、かなりこなれたものになっている。いいじゃないか。