X3Dの表現力はあなどれない3

 ダヴィンチが、川の波を観察しているが、私もX3Dで、海の波の雰囲気をシミュレイトできないか、いろいろやってみた。そこそこそれらしくなったのだが、これは、静止画で見ても、ぜんぜんわからんだろう。

 鉄道模型も、あれは、作ってしまうと置き場に困る。ペーパークラフトもそうだ。ところが、X3Dは、なんぼでも作り込みができる。ミニチュアの街なんか作って、電車や車を自動で走らせて、その中をウォークスルーしていると、そりゃおもしろい。

 先述のように、標高の入った地図があれば、なんでもメッシュにして3Dに起こせる。モンサンミッシェルでも、ノイシュヴァンシュタインでも、世界遺産級のものなら、たいてい保全のために、細部の標高データがある。写真だって多い。基本データがわかってしまえば、写真のレンズの歪みを補正して、そこから建物の大きさは簡単に割り出せる。その写真をフォトショで四角に直して、貼ってしまえばよい。

 個々の建物の3Dなんかより、ジオラマの方がおもしろいに決まっている。それも、グリグリと3Dで回せてウォークスルーができれば、模型に劣らない。あとは、川の表現だとか、雑草だとか、そういうものを工夫していけばいい。それには、まず観察だ。そこに潜んでいる本質的な数の構造を思えば、何時間、ただ空の雲、川のせせらぎだけを見ていても飽きることなどない。