X3Dのプラグイン1

 けっこう期待しているのだが、いっこうにどうにもならないのが、リアルタイム3D。べつにマシンへの負荷がでかいからどうこうというわけではない。もっと根本的な問題は、ソフトウェアメーカーのモラリティの欠如だ。

 アニメイションマスター、通称アニマスはひどかった。ポリゴン3Dに対して、スプライン3Dというのは、皮膚や衣類、髪の毛のように、しなやかに伸びて広がる素材に関して、自然でたおやかな膨らみをもたせる方法として、原理的に大いに期待された。そのプログラムのカーネルは、学生が個人で卒業研究として開発したもの。1987年から、それも3D動画作成で数万円というとんでもない廉価で出てきて、皆を飛びつかせた。

 まあ、当時のソフトは、バグなんて当たり前。だから、バーションアップが必要だった。ところが、このプログラムは、バグを直さず、ゴテゴテと機能を盛り込み、それにつれて、どんどん不安定になっていった。だいいちまともにデータを保存すらできないのだから、ひどいものだ。使い込んで、重ね書きすると、どんどんデータが腐ってくる。それでいて、年単位のライセンス制にするとか言い出して、呆れさせ、だれも使わなくなった。あれじゃ、もともと使い物になんねぇよ!

 しかし、同じことが、VRML、そしてX3Dでも起こっている。親玉は、たいてい、かなり頭のいかれた誇大妄想狂。本気で狂っているから、ハッタリではなく、自信に溢れ、希望に輝いている。プレゼンをやらせれば、派手なリアルタイム3Dをグリグリと動かし、あれもこれも出来るみたいなことを見せつけ、だれもが惹きつけられる。でも、動くのは、彼が見せたデモデータだけなんだよ。社員がいくら辻褄合わせをしたって、根本のカーネルを直さない限り、どうにもならない。

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