ミッキーマウスのオカルト8

 おもしろいことに、このドモレイ出のウォルト・ディズニーは、彼の作ったミッキーマウスを、自分の息子のように、このロッジに入れようとし、ロッジはミッキーマウスを名誉会員にすることにした。したがって、ミッキーマウス自体が名誉メイソン、というわけだ。このころから、ミッキーマウスは、かつての手に負えないいたずらっ子から、学級委員長のような、みんなのまとめ役へと変わる。そして、国際親善で海外に行くときも、ミッキーマウスは、当然、この「ドモレイ」の肩書を内々に使うことになるだろう。

 とはいえ、メイソンというのは、べつにオバカな陰謀論者が騒ぎ立てるような悪の組織でもなく、一枚岩でもない。それどころか、そこには、メイソンリー同士のややこしい対立関係が複雑に絡み合っている。そうでなかったら、独立戦争だの、南北戦争だの起きたりしなかった。

 そして、ミッキーマウス、というか、ディズニーの思想が問題なのは、それがかなり特異な「ドモレイ」というメイソンロッジのものだ、ということだ。そのうえ、ウォルト・ディズニーは、労働組合と対抗するため、当初、ディズニーランドの従業員で、「ディズニーランド・メイソニック・クラブ」を組織させていた。また、これとは別に、他のロッジの高位者接待用に「33クラブ」を作った。しかし、これは、いまやディズニーランドのスポンサーに開放されているが。

 なんにしても、こんなものは、せいぜいお彼岸のような墓参りの日というだけで、ヨーロッパでは、ほとんど廃れていた。ところが、ディズニーがマンガでがんがんとハロウィンを広めた。ディズニーは、新教国アメリカに、なぜこんなイベントを広めたのだろう。


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