フランスの「新世代」監督

「新世代」と言っても、いまや中堅だが、スピルバーグ以降の映画監督を指すことが多い。で、今日のキーファー博士の講義。フランスだって。

まず採り上げたのは、レオン・カラックスの『ポンヌフの恋人』(1991)。コッポラの『ワン・フロム・ザ・ハート』(1982)とのつながりで。わからん人にはわからんだろうが、両方とも完全セット撮影だ。ラスヴェガスも、ポンヌフも、実在するのに、撮影許可が下りなかったからかなんだか知らないが、とにかく、その完全なる偽物を作った。まさにキャンプだ。ポンヌフなんか、ルンペンと家出娘のでたらめな映画なのに、当時30,000,000フラン(約5億円)もかかった。そのうえ、ビノシュが脚本にうるさいわりに大根だし。橋の上で長々と踊っているシーンは、どしろうとの『ちんちろまい』みたいだ。いいのは花火だけ。家出娘なら『ザ・チェイス』(1994)のクリスティ・スワンソンの方がいいなぁ。(このリメイクの『普通じゃない』(1997)のキャメロン・ディアスは鼻につくけど。)

で、その後、『グラン・ブルー』(1988)。カラックスとリュック・ベッソンが同世代って、それはそれでいいのだが、どうも今日の話は全体の脈絡がよくわからん。