ドイツのテレビ編成

こちらのテレビ放送で、まず驚くのが、あまりの時間管理のいいかげんさ。定時ニュースですら、オンタイムには始まらず、適当に終わる。当然、前後の番組も、平気でずれる。テレビ雑誌を片手に録画予約をしても、後で見たら、最後の数分がない、ということもざら。だから、初めを5分、終わりを5分はふかして予約しないといけない。

つぎにすごいのが、CM。そもそも番組と番組の間にはCMは入らない。いまやっていた番組が次のカットでは次の番組になっている。ドラマからショーとかであれば、番組の雰囲気が違うからわかるが、ドキュメンタリからドキュメンタリだと、まったくわけがわからない。そもそも番組タイトル画面、という習慣がない。そして、番組が始まって三〇分くらいしたところで、CM。これが、長い。10分は当たり前。長いのだと17分のCMなどというのもある。もう番組が中止になったのではないかと思うころ、また続きに戻る。映画などだと、だれがだれだか忘れてしまっている。

もっとすごいのが深夜。変な兄ちゃんが、数時間も電話でクイズをやっていたり、裸のおねえさんたちがただサッカーしてたり。番組のテイをなしていない。ポルノ電話のCMが朝方までずっと流れているだけ、なんていうチャンネルもある。

チャンネル数は、ここマインツはやたら多く、地上派だけで32チャンネルも入る。デジタルや衛星、有料までいれると、もっといろいろある。こんなんで、経営が成り立つのだろうか、と思うが、日本などより、はるかに番組の作りが安い。それでいて、そこそこ、カメラワークや演出もうまい。ようするに、FMラジオ局なみに、テレビ局が軽いのだろう。

しょせんテレビ番組は、消耗品。その条件の中で放送するなら、こんな状況でも充分な気がする。ひるがえって、日本のテレビ、あんなにカネをかけているのに、なんであんな程度なんだろう。チャンネルが限定されているせいで、関わっている人が多すぎるような気がする。