パナソニックDVDのリージョンフリー化

 いまどき国境があるのは、電器業界くらいだ。英語しかできない理系の電器屋が、ドメスティックな感性で電子機器の規格を作るからややこしくなる。

 アメリカのアマゾンからDVDを買うと、日本まで送料で14ドルかかる。が、ヨーロッパまでなら3ドル半以下。そのうえ、言語的に英語でかまわない、となれば、ばんばん買い入れるのは当たり前だろう。

 とくに英国の連中が困っている。というのも、プレイヤーはヨーロッパ規格のリージョン1なのに、言語は英語圏、つまり北米のリージョン2だから。このため、通販などでは、DVDはリージョンフリーにして販売するのが当然になってきている。そうでないと、使えたものではない。

 しかし、話によれば、パナソニック製は、だれでもどれでも同じ方法で簡単にはずせるらしい。そうでないと、こんな国際的に販売できないのが現実だろう。Enter, 6, >=10, <<, 00F2, Audio, 8, 1, Subtitle, 4。これを、DVDが空の状態で赤外線入力するだけだとか。最後の4がリージョン番号で、4がフリー。特殊な乱数もなにもない。ふつうの設定番号だ。

 ただ、問題は"00F2"で、このFが添付の標準リモコンでは入力できない。このFだけのために、IR(赤外線)が使えるパソコンかPDAが必要になる。IRコードは、0082 0015 0089 0004 00F2 0033 0017 0010 0091 0013。これもサードパーティに公開のものだろう。

 私は、パナソニック製ノートパソコンのDVDドライブこそ、リージョンフリーにしたい、というか、リージョンフリーでないと仕事にならないのだが、UJ-833Sは、バカみたいに堅いらしい。そこらのリージョンフリー化ソフトも歯が立たないらしい。マルチドライブでどんなメディアでも使えます、とか言っておきながら、でもDVDは日本製のものしか見られません、なんて、なんていまだに大阪松下な感覚なのだろう。実際、このドライブは、世界のパナソニックではなく、いまだに日本の"MATUSHITA"ブランドだし。いまどきこのノートパソコンひとつで世界を飛び回っている人間は多いのに、こういう変なローカルパーツは使わないでほしいなぁ。これ、ドライブ自体、換装できないのだろうか。