グリフレット追加による文字化け

 アドビのグリフレットは、とにかく出来そこないだ。グリフレットマネイジャーにグリフレットを追加すると、インデザインから「外字」フォントが見えなくなる。そもそも、TTの外字と違って、アドビCSの中でだけ共有されている外字なのだから、フォントを名乗ること自体、おこがましい。「フォントが見つかりません」とか言って、全部がピンクのゲタに置き代わる。

 マシンそのものを再起動して、インデザインを起こすと、やはり「フォントが見つかりません」とか言いながらも、勝手にグリフレットを読みに行く。このとき、グリフレットマネイジャーにグリフレットが追加されていると、文字化けが起こる。

 だが、これは正確に言うと、文字化けではなく、文字コードのズレだ。追加した文字以降のグリフレットが1つずつズレる。つまり、アホなことに、アドビは、個々のグリフレットをそれぞれの固有コードではなく、グリフレットマネイジャーのテーブルの何番目か、ということで管理しているらしい。だれだ、こんなマヌケなプログラムを作ったのは!

 というわけで、グリフレットを追加した場合には、インデザインの追加グリフレット以降の外字を、すべて再入力しなければならない。ひとつの方法は、これらの外字を検索で入力し、次のコードのものに置換する。同じ外字が多い場合に有効だ。置換しなければならない外字そのものが多い場合には、フォント検索で、しらみつぶしにする。

 とにかく、アドビのグリフレットは、現状ではロクなものではない。が、プロなら使わないわけにもいかない。こんな出来そこない機能のトラブルで、ムダに貴重な締切までの時間を費やすことのないよう、以上のように、ここに対策方法を書いておいた。そのほかのトラブルも、自分であれこれ試すより、まずネットでバグ情報を調べるべきだろう。インデザインは、高価なソフトではあるが、先述のようにクォーク同様に英語仕様なので、日本語機能には、多くの問題がある。